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「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」

嫌われる勇気

自己啓発の源流「アドラー」の教え

幸せになる勇気

自己啓発の源流「アドラー」の教えII

岸見一郎 古賀史健

はじめに

1年ぶりに「嫌われる勇気」を読んだ。初めてこの本を読んだとき、とても衝撃を受けた。「変わらないといけない」とここまで強く思えた本は初めてだった。考え方が少しずつ変わってきていい方向に進んでいると思っていた。

しかし「嫌われる勇気」を読んで衝撃を受けた割にはアドラー心理学とは?と聞かれても全く答えられそうもないなと感じ、再び本を読むことにした。

感想

嫌われる勇気

 変わり始めたように思っていたけど、まだ他者の評価を気にしていて、嫌われないように生きている自分がいた。特に承認欲求が強いなと感じた。誰かに認められないと自分はここにいるべきではないし、いても意味がないと思ってしまう。まだ「いま、ここ」を真剣に生きられていないことを再認識できた。

「ダンスする」という考え方については自分をいい方向に導いてくれるなと思う。どうしても登山のような考えになってしまい、他人より速く、他人より上を目指したくなるので、今を真剣に生き、他人のために生きることをやめようと思った。

1年ぶりに読んで、全然変われていないなと思った。だけど、このタイミングで再び読んでまた実践できる機会を得たこと、これを前向きに捉えようと思う。それにこの時期にそれに気づけたということはある意味幸せだったかもしれない。

幸せになる勇気

愛について書かれている本。

一度読んだだけでは理解しきれず、実践も少し難しいと感じた。課題を解決しない言い訳をしていることが分かった。

「悪いあの人 かわいそうなわたし」の内容はまさに自分だった。愚痴というのは常にその構図となるなと改めて思った。最も重要な「これからどうするのか」の話をせずに「かわいそうなわたし」で終えてしまっていることが多すぎる。「悪いあの人」の立場では「わたし」は「悪いあの人」となるわけで、これからの議論をする大切さみたいなものが分かった気がする。愚痴だけでは明日からの毎日は何も変わらない。

読み進めていくうちに愛の話になるわけだが、これは少し難しかった。信用と信頼の話だったり、課題の分離、主語を切り替える話だったり。何となく理解はできるけど、最後まで読んで衝撃を受けるほどではなかった。すなわち、最後まで読んでもすべてがつながった、みたいなようにはならなかった。それぞれの理解が足りていないからだと思う。だけど、もっと理解を深めたいと、実践もしていきたいと思えた。今後、関連図書などを読んでいきたいと思う。

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