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原作にはない12年後 -映画「君の膵臓をたべたい」-

 君の膵臓をたべたい (2017)

君の膵臓をたべたい

君の膵臓をたべたい

  • 発売日: 2018/01/10
  • メディア: Prime Video
 

原作

住野よる

監督

月川翔

はじめに

原作を読んだので次は実写映画を観た。キャストもあまり知らない状態で観ることができたのですごく楽しみにしていた。

感想

 原作にはない12年後が描かれていた。12年前を振り返ることで話が進んでいくため、春樹が図書委員の生徒に桜良のことや自分のことを話しすぎだと思った。

特別なことをせず、日常を楽しむ描写がさらっと終わってしまったので残念だった。福岡に行った時ももっと福岡の良さや楽しんでいる様子を描いて欲しかった。

高校生のとき、教師になると言い、春樹は実際に教師になった。人とコミュニケーションを積極的にとらない部分は直そうとしたのかが分からなかった。春樹は最後まで恭子と友だちになっていないとしたら、春樹はやはり人と関わることを積極的にしていない可能性があるので、どうしてわざわざ教師になってのだろうと疑問を持ってしまった。

12年後が描かれていたが、あまり必要性が分からなかった。あんな形で遺書を読むことになるのも微妙だと思ってしまった。

実写化されたことで好きなシーンが映像で観られたのはうれしかった。選んでいる、というところ、桜良が残り少ない命を全うできると思ってしまったところ、君の膵臓をたべたい、というところは原作にもあって好きなシーンであった。また、高校生のときの桜が満開の様子がとてもきれいだった。見られてよかった。

おわりに

実写映画は話題になっていたけど、もう少し丁寧に描いて欲しかったなと思った。それでも映像で観られてよかったというシーンもたくさんあったので良かった。全体的に美しい映画だと思った。

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