昨年末に岩井俊二監督「PiCNiC」を鑑賞しました。世界観がものすごく好きなのでこのブログにもメモしておこうと思います。書きたいことを書いています。
PiCNiC (1996)
監督
脚本
出演
橋爪浩一
伊藤かずえ
解説
精神病院を抜け出した3人の若者が、病院と社会との境界である塀を伝って世界の終焉を見に行こうとするファンタジー・ドラマ。監督は「Love Letter」の岩井俊二。双子の妹を殺してしまい精神病院に送られたココ。彼女はそこでツムジとサトルという2人の青年と出会う。2人にならって病院の 塀の上を歩く“探検”に加わるココ。やがて彼女は塀の上なら問題ないといって、隣の塀に飛び移る。ツムジとサトルの2人も恐る恐る後に続く…。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=152887
感想
とにかくココの撮り方がきれいでした。ココは精神病院に送られてしまったのですが、話し方や考え方、服装など周りとは少し違っているというのがよく表れていてよかったと思いました。内容はただ塀の上を歩くというのですが、それでも自分の中に残るものがありました。
しかし、病院の人たちやツムジから見える世界はときどきとても気持ちが悪くてちゃんと見ていられませんでした。また、サトルの最後の方のシーンは音の気持ち悪さもありました。
そのようなことがあってこの作品は観た方がよかったのが微妙でしたが、ラストは本当にきれいでこれだけでも観てよかったなと感じました。
浅野さんの演技も素晴らしかったですし、なかなか人におすすめはできませんが、私自身は観てよかったなと感じました。