映画ドラえもん のび太の月面探査記 (2019)
原作
監督
八鍬新之介
脚本
はじめに
好きなドラえもんの映画の脚本が辻村深月さんという驚きがあり、今年も絶対見に行くぞという気持ちになっていた映画ドラえもん。公開一か月前に小説が発売されたのでそれを読んでから映画に臨んだ。
感想
小説
子どものころに信じていた月にウサギがいるということと、ドラえもんの道具がうまく合わさって少し不思議な世界観が広がっていた。
のび太くんの考える友達も素敵だったし、ドラえもんの考える想像が胸に刺さった。特に好きな言葉をここに書くと「想像力は未来だ!人への思いやりだ!それをあきらめた時に、破壊が生まれるんだ!」。
実際、ドラえもんもこの「想像力」で生まれたもの。人間が想像力をあきらめてしまうと、破壊が生まれてしまう…。ドラえもんがこの言葉を言うのはすごく重みがあった。
あと、ドラえもんやのび太くんだけでなく、しずかちゃんやジャイアン、スネ夫の台詞もこんなこと言うなーと思いながら読んでいた。辻村さんからのドラえもん愛が伝わってきた。でも人によっては少し難しい話なのかもしれない。
小説でわくわくできたのでよかった。
映画
まずはムービットたちがかわいかった。小説を映像化するときに一番気になるところだけど、そこは安心して見られた。好きだった台詞のいくつかもきちんと入っていてより感動した。
おわりに
今回は小説も読めて、映画も見られて本当によかった。基本的にそういう機会はないので貴重な年だったかなと思う。辻村作品を読むきっかけもまたできたしドラえもんもまた追っていきたいなと改めて思った。